独自ドメインは取得したほうがよいのか
普段お客さまにサーバーの契約をお願いする際に、独自ドメインの取得も一緒にお願いしています。
弊社のお客さまは、初めてホームページ制作を依頼するお客さまが全体の9割近く占めいるのですが、
やはりホームページを初めて依頼する方にとってはわからないことが多く、「独自ドメインって何?」「取得したほうがいいの?」というような質問をよくいただきます。
制作業者によってはしっかりドメインというものを説明をしないで、「独自ドメインを取得すれば間違いはないです。」と言う業者もいるとたまに聞きます。
なので、今回はホームページを初めて依頼する方向けに独自ドメイン取得って本当に良いのか?ということを説明してまいります。
ドメインとは
ドメインを例えるならば、ホームページを「家」、サーバーを「土地」とすると、ドメインは「住所」のようなものです。
住所は世界に一つだけしかないものと考えると、ドメインも同様、他の人と同じドメインを使うことはできません。
例えばですが、下記が各レンタルサーバーで初期ドメインとして設定されます。
〇〇は自分で任意の文字列を設定できます。
- エックスサーバーを契約した場合: 〇〇.xserver.jp
- さくらのレンタルサーバの場合: 〇〇.sakura.ne.jp
- ロリポップの場合: 「〇〇.main.jp」、「〇〇.sub.jp」など104種類ほどのドメインから選ぶ
つまり、「http://」もしくは「https://」のあとに続く文字列がドメインということになります。
初期ドメインのままじゃだめなの?
別に初期ドメインのままでも、ホームページは作れるんでしょ?と聞かれることもあります。
もちろん問題なく、作れますし、公開も、運用もできます。
しかし、先程紹介したレンタルサーバー会社は大手ですが、他社のサーバー含め、もしサーバーがなくなった場合どうなりますか?
各サーバー会社が設定している初期ドメインはなくなってしまいます。
なくなってしまえば、それまで築いてきた自分の資産であるホームページもなくなるということです。
SEOの面でも問題です。
SEOの効果はドメイン単位で、ホームページのコンテンツの質と量で、評価が決まり、評価が良ければ検索順位もあがります。
しかし初期ドメインがなくなれば、長い時間をかけて蓄積してきたドメインに対する評価がなくなり、全て最初からやり直しとなるわけです。
そういうリスクを考えると、最初から独自のドメインを取得しておいたほうが安心ですよね。
独自ドメイン取得のメリット・デメリット
メリット
- サーバーが万が一なくなっても、独自ドメインがあればSEOの効果は引き継げる
- ブログやホームページサービスを利用している人も、自分のホームページがなくなるというリスクを回避できる
- 集客したいと考えている、長く運用することを考えているのであれば、SEOの効果が見込める
- 独自のドメインでメールアドレスも作れる
- 独自ドメインは使っている期間が長ければ長いほど信用度もあがり、資産となる
- ホームページのURLが分かりやすくなる
デメリット
- 毎年お金はかかる
→お金はかかりますが、年間1,000円程度です。 - ドメイン取得・設定が面倒
デメリットはこのくらいでしょう。
まとめ
結論ですが、独自ドメインは取得しておいて間違いはないです。
ホームページのコンテンツの質や量でSEOの評価は決まりますが、初期ドメインのまま長い時間をかけて評価を上がっていっても、いざドメインを変えてしまった場合評価はゼロからのスタートになります。
という理由からホームページ制作業者は、サーバーの契約の段階で独自ドメインの取得も一緒にお願いするというわけです。
SEOの評価はドメイン単位と言われているので、同じドメインで長い期間運用することで、評価もあがるかもしれません。
もちろんホームページの質も重要ですが…
将来先にドメインを取得しておけばよかったとならないためにも、取得しておいたほうがよいのではないでしょうか。
今回は以上です。