サーバーもドメインも解約される!?月額制Webサイト制作会社の注意点
今回は、「Web制作会社に月額制サイト作成サービスプランを依頼する際の注意点」についてお話しいたします。
「初めてホームページを作成したい」という依頼を検討中の方から
「ホームページ制作業者を探していて、低価格の業者はあるが月額料金を払うことが多い。でもランニングコストはできればかけたくない」
というご相談を受けることがよくあります。
月額制のプランのサービスを提供している業者の全ては悪ではないので、否定はしません。
ですが残念なことに、中にはお客様のことではなく、自分の利益しか考えていないような月額制のプランを提供している業者があるのは事実です。
いわゆる「悪質な」業者ですね。
Web制作業界に限らない話ですが、「悪質な」業者に騙されないためには、お客様自身も学習していかなければいけません。
学習といっても、「Webの専門知識を勉強してから依頼してください」と言いたいわけではありません。
今回のテーマである依頼する際の注意点など「情報を少しでも集める」努力をすることで、騙されたと思わずに済みます。
今この記事を読んでいただいている方は、情報を少しでも集めようと努力している方だと思いますので心配はいらないと思いますが、
今回の記事をきっかけに少しでも「Web業界」「サービス内容」「料金体系」「初めて聞いたWebの専門用語」などについて、疑問を持って調べていただけたら幸いです。
では、本題に入りたいと思います。
会社を変更しようとしたら…
月額制のホームページ制作プラン(メンテナンスを含む)をこれから契約するまたは検討している方に、特に注意してほしいことがあります。
それは、「サーバーとドメインの所有権」です。
契約を結んだ場合、Web制作業者を変更したい時に「サーバーとドメインの所有権」がトラブルの元になります。
変更しようとすると、「サーバーとドメインも同時に解約する」という契約内容になっていたということがあるからです。
サーバーであれば、データ移行でどうにかなるので、問題ありません。
ただし、手間はかかります。
WordPressの場合だと、コアファイル・データベース・プラグインをバックアップし、新しいサーバーを契約し、サーバーにバックアップしたデータをアップロードしなければいけません。
専門知識がない方や個人で運営されている方であれば、かなりめんどくさいと思います。
さらに面倒なことになるのがドメインの解約です。
ドメインを解約されてしまうと、ドメインを変更しなければいけません。
変更してしまうと、今まで汗水たらして自分のホームページを育て上げてきたのに、検索エンジンの評価がゼロになってしまいます。
つまりアクセス数もゼロからのスタートとなってしまうんです。
それは辛すぎますよね。
もしブログを1年や2年、長期で続けて頑張っている方であれば、目も当てられません。
サーバーとドメイン以外だと、ホームページのデータの所有権が制作業者にある場合は、最悪ですね。
「え、所有権って依頼した側の自分にあるんじゃないの?」と思ってしまいがちです。
月額制Webサイト制作プランの場合は、ホームページの所有権がWeb制作会社に属するという契約内容の可能性があります。
契約解除すると、データを削除されるので、またゼロから作り直しです。
まとめ
以上、月額制Webサイト制作プランを契約する場合は、サーバーとドメインの所有権に注意することについてお話しさせていただきました。
Webサイト制作業者と契約を交わす際は、しっかり契約内容を確認しましょう。
特に所有権の問題はトラブルになりやすいです。
契約書など目を通していないことで、依頼主側が損してしまうというのはもったいないです。
ホームページは自分のビジネスを支える手段になり、資産にもなります。
資産を失わないため、問題を避けるためには、ホームページ制作を依頼したいと考えている事業主側も事前に情報収集し、注意しなければいけません。