サイトURLの疑問。httpとhttpsって何が違う？
WebサイトのURLで、「http://」と「https://」で始まるものがあるのをご存知でしょうか。
これからWebサイトを作るためにドメインを決めるという方の中には、「http」と「https」のどちらにするか迷っている方もいらっしゃると思います。
ちなみに現在見ていただいているウェブクリーズブログのURLは、
https://webcreis.com/
「https」で始まっています。
今回は初めて知った方やよく知らない方向けに、「http」と「https」の違いについて解説してまいります。
「https」とは
「https」は、通常の「http」通信より安全にした通信のことです。
インターネット上の通信を暗号化して送受信する技術です。
今見ていただいているウェブクリーズブログのURLを見ると、
「（鍵マーク）保護された通信」と表示されています。（Google Chromeで閲覧した場合です。IEだと鍵マークのみが表示されていると思います。）
ウェブクリーズのサイトは、「http」より安全な通信が行われているという証拠なのです！（ドヤッ！！笑）
昔のGoogle Chromeは緑の鍵マークしか表示されていなかったのですが、2017年からは「保護された通信」と表示するようになりました。
ここ最近、安全性をより強調するようになったんですよね。
例えばですが、ネットショッピングをされた経験のある方はクレジットカードで決済したことあるのではないでしょうか。
もし、クレジットカード情報などの個人情報が第三者に知られては問題ですよね。
悪用されてしまうかもしれません。
第三者に知られないように、暗号化してデータを送受信する必要があるわけです。
ネットショップやお問い合わせフォームなどが「https」で通信されていれば、万が一情報を抜き取られても暗号化されているので、中身は読み取られません。
「https」では、
- 盗聴
- 改ざん
- なりすまし
などを防ぐことができます。
ここまでで暗号化されるというメリットを理解していただけたでしょうか？
暗号化されるメリットは他にもあります。
例えば同じような内容のサイトでも、暗号化されていないサイトと暗号化されているサイトであれば、どちらを利用したいでしょうか。
暗号化されている方が安心感はありますよね。
「保護された通信」のサイトはユーザーに安心感を与えてくれるのです。
ウェブクリーズサイトも、「https」通信でデータをやり取りしているので、お問い合わせフォームから送信された内容も暗号化されています。
また、検索エンジンの大手Googleが「httpsで保護されたWebサイトを検索順位で有利にする」と正式に発表しています。
つまり、SEOの観点から見てもメリットがあるんです！
「https」に設定するには
「https」に設定するには、SSL通信を導入しなければいけません。
導入するためには、「SSL証明書」の発行が必要です。
料金体系や認証の内容などがそれぞれのSSL証明書で違いますし、
サーバー会社ごとにオプションで独自SSLが利用できるプランもあります。
料金のかからないSSL証明書もあるのですが、有料のSSL証明書と比べると信頼性に欠ける場合もあるため、目的に合わせて選ぶ必要があります。
まとめ
今まではフォームなど一部のページのみ「https」にしているWebサイトが多かったですが、最近はWebサイト全体を「https」にする動きが出てきています。
Webサイトを公開する際に、最初からWebサイト全体を「https」に対応してしまう方多いようです。
もしこれからWebサイトを新しく作りたいという方は、サーバー会社もしくは依頼したいWebサイト制作業者に協力してもらうようにしましょう。
ウェブクリーズでも「https」の設定サポートも承っております。
よろしければご利用下さいませ。
「http」より安全とされていますが、「https」のWebサイトでも被害を受けないということではありません。
ですが何もしないよりはした方がいいので、これからWebサイトを作ろうという方は「https」にすることを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- Google ウェブマスター向け公式ブログ：HTTPS をランキング シグナルに使用します
- HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
