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お店や会社などのビジネス用ホームページを作る時にアメブロは選ばない方がいい理由

お店や会社などのビジネス用HPを作る時にアメブロは選ばない方がいい理由

これからホームページを作ることを検討している企業・お店のオーナー様や個人事業主の方向けに、「お店や会社などのビジネス用HPを作る時にアメブロは選ばない方がいい理由」についてお話ししたいと思います。

「ホームページを作りたいと考えてはいるが、どこの業者に依頼したらいいのか」わからないとお悩みの方が意外と多いのではないかと思っています。
どこに依頼したらいいかわからないから、とりあえずメジャーなアメブロを始めようという方も結構いらっしゃいます。
先日もそのような悩みをお持ちの方からご相談を受けました。

予算の問題だったり、信頼できる制作業者を見つけられないという問題もあると思うので、とりあえず無料ブログを始めるというのはよくわかります。
何もしないよりは何かスタートした方がいいと思いますし。

アメブロのサービス自体は素晴らしいので全否定はしませんが、やはりビジネス用のホームページの代わりにアメブロなどの無料ブログを利用することはもったいないかなと思っています。

ビジネス用のホームページとしてアメブロの何が良くないのか。
この記事を読んでいただいて、作る前に一度立ち止まって考えていただければ幸いです。

アメブロを利用するときの注意事項

検索エンジンからの評価が低い

「東京 カフェ」や「浦和 カフェ」と検索しても、検索結果の上位に表示されにくいです。
SEOの面で弱いということです。

これからビジネス用のホームページを作ることを検討中の方は、商品やサービスを提供して、売り上げをアップさせたいと考えているのではないでしょうか。
売り上げアップさせるには、集客戦略を練らなければいけません。

集客をするならば、検索エンジンでできるだけ上位を目指すべきです。

デザイン面での差別化は難しい

デザインの面もお話しておきます。
カスタマイズの自由度は低いので、似たようなブログが多く、差別化は難しいです。

コンテンツで勝負するという方はデザイン面は気にしなくてもいいと思います。
デザインで個性を出すのは難しいでしょう。

アクセス数が実際の数より多い

アメブロだけではないのですが、無料ブログには自分のブログに訪れたユーザーのアクセス数などを解析できる機能がついていることがあります。
ですが、無料サービスのアクセス解析ははっきりいうとあまりあてになりません。

解析データでは、100回以上のアクセスがあったのに正確にカウントしたら、「人」は10人以下しかアクセスしていなかったということもあるようです。

無料ブログの多くは実は嘘をついているわけではなく、GoogleのWeb上を巡回しているロボットやRSSフィードのアクセスなどもカウントしてしまっているんです。
つまり、実際ブログに訪れた「人」だけではなく、「機械」もカウントしているということです。

集客している側からすれば、「機械」ではなく「人」がどれくらい来ているか知りたいですよね。

削除されるリスクがある

アメブロなどの無料ブログは、運営している企業からブログを借りていることと一緒です。
借りているだけなので、自分の資産にはなりません。

突然利用を停止されることも頭に入れておかなければいけません。
最悪なのは、突然ブログを削除されたり、サービスの運営自体が終了してしまう可能性があることです。
数年間頑張って更新してきたのも、全て水の泡になります。

自分の資産にして集客に力を入れたいのであれば、まずは独自のドメインを取得してください。
独自ドメインの取得は、自分のホームページの住所を持つことと同じです。

独自ドメインを取得すれば、サーバーを契約して、WordPressなどのCMSでブログ兼ホームページを作ることもできます。
WordPressなどのCMSであれば、突然削除されることはないです。

サーバーは借り物が多いと思いますが、サービス停止したらデータ移行すればいいだけです。

一番問題なのは、利用規約を読まないこと

注意事項を4つあげましたが、一番問題なことがあります。
それは、

「利用規約」を読まないこと。

アメブロだけではないですが、何かサービスを利用するときに利用規約に目を通しているでしょうか。
利用規約を読んでいないことで、突然削除されるという最悪な事態が起きることがあります。

今回は、アメブロの利用規約の中から知っておいてほしいことを2つだけご紹介します。
記事執筆時の内容なので、変更されている場合もあります。詳しく知りたい方はアメブロの利用規約を直接ご覧下さい。(※1)

あなたが書いた文章やアップした写真を宣伝に使われる

以下は、「第12条(知的財産権等)」の第2項の内容です。

当社は、利用者が本サービスにおいて投稿、アップロード又は保存した全ての情報(文字情報、画像情報等を含みますがこれらに限られません)について、これらを保存・蓄積した上、本サービスの円滑な運営、改善、当社又は本サービスの宣伝告知等(第三者のメディアへの掲載を通じた紹介記事・コンテンツ等も含まれます。)を目的として、あらゆる態様で利用できるものとし、利用者はこれに同意するものとします。

これは、あなたが投稿した記事やアップロードした画像などの情報は全てアメブロの運営会社に譲り渡しているということです。
あなたの積み上げてきた情報を宣伝告知などのために使えてしまうんですね。
それを利用者が認めていることになります。

先ほども申し上げましたが、無料サービスを使うということは自分の資産ではないということがこの項目を読んでもわかりますよね。

そもそも商用で使えない

実はそもそも商用は禁止されています。
以下、「第13条(禁止事項)」第4項の一部から引用した内容です。

当社が許可したものを除き、営利、非営利目的を問わず、物やサービスの売買、交換(それらの宣伝、告知、勧誘を含む)を目的とする情報の送信等(物品を販売し、又は契約を締結させることを目的とする無料セミナーの情報の送信等を含む)

アメブロの運営会社が許可していない商用の情報発信は禁止していることを明示しています。

このことを知らずに始めてしまい、後で突然削除されたということが起きてしまうのです。
WordPressなどCMSの多くは商用利用OKなので、突然削除されることはありません。

この利用規約を知ってからWordPressでブログを始めることにしたという方が意外と多いんです。
アメブロとWordPressどちらを使うかを目的に応じて、判断する必要がありますね。

まとめ

以上、お店や会社などのビジネス用ホームページとしてアメブロを使う時の注意事項についてお話しさせていただきました。

無料サービスを利用することは、場を借りているということです。
利用規約を読まずに使用して、損する方も多いです。

当然ルールを破ってしまえば、ブログを削除されても何も文句は言えません。

ビジネス用のホームページとしては、やはり向いていません。
気軽にコミュニティに参加しやすく、ちょっとした日記などで使うことに向いています。

アメブロは素晴らしいサービスだと思いますし、気軽にブログを始められるので、私自身学生時代に初めてブログを始めた時は利用した経験もあります。
当時はもちろんビジネス用ではなく、近況を書いたり、写真を載せたり、SNSのような感覚で使っていました。

ビジネス用として利用するには向くのか向かないかは自分で考えなければいけません。
これからホームページやブログを作る方は、一度立ち止まって、何が一番最適か考えてから利用しましょう。

参考資料(※1)

  • Ameba利用規約